トランシーバー(無線機・インカム)のトラブル対処
目次
トランシーバー(無線機・インカム)のトラブル対処について
よくある無線機を利用中に起こるトラブルと対処を記載していきます。
通信途中で相手と通信ができなきなってしまった
通信中に相手との通信ができなくなってしまった原因のひとつは『相手に電波が届かない』
『相手からの電波が届かない』ということです。
トランシーバー(無線機・インカム)にはその種類において電波の送信出力が決まっており、通信できる距離が目安があります。
1・特定小電力無線機の通信距離は~300m位
2・簡易無線の通信距離は~5Km位
3・IP無線は携帯電話の通信圏内
電波が届かなくなる理由は無線機の能力と使用する周辺環境です。無線機の能力を超えた範囲で
の利用・障害物などの電波遮断等が挙げられます。
一度、通信が成り立った位置まで戻ってみるのも良いかもしてません。
予め、利用する場所を考慮し無線機のスペックと照らし合わせてから購入するようにしましょう。
バッテリー切れ
トランシーバー(無線機・インカム)の多くはリチウムイオン充電池を利用しています。スマホのバッテリーと同じで
経年と放電回数が多くなれば劣化してきます。バッテリーの持ちが悪くなった場合には
早めの交換をお勧めします。
無線機の故障が疑われる場合
マイク等のアクセサリーを利用している場合には、アクセサリーを無線機から外します。
トランシーバー(無線機・インカム)本体のみで通信を行い問題なければアクセサリーを再度しっかりと装着します。
それでも通信ができない場合にはアクセサリーに問題があると思われます。
トランシーバー(無線機・インカム)が複数ある場合には正常に動作するアクセサリーと交換して判断しても良いでしょう。
最初から通信できない
一般的な無線機の操作方法は電源を入れて通話チャンネルを確認し送信ボタンを押しながら
通話します。通話が成立しない場合にはトランシーバー(無線機・インカム)の設定を確認します。
ここでは簡易無線を例にしてみます。
チャンネルが同じなのに通信できない
同一チャンネルを選択しているのに音声が出てこない場合にはユーザーコードや秘話コード
の設定を確認します。(特定小電力無線の場合にはグループ設定)
メインのチャンネルを同一に設定していても各モードに設定する任意のコードが異なると
音声は出力されません。
マニュアルには設定方法が記載されていますので、同一のコードに設定してから通信テスト
をしてみて下さい。
種類の異なるトランシーバー(無線機・インカム)を一緒の利用している場合
異なるトランシーバー(無線機・インカム)同士では通信では通信を行うことはできません。無線機はその種類において
実装されている周波数帯が異なるためです。
*限られた場所でゲートウエイを設置して利用する場合には異なる無線機同士でも通信は
可能になります。
まとめ
無線機の調子が悪いと感じたら早めに販売店に相談しましょう。勝手に分解などをすると
違法になる場合がありますので注意をして下さい。