携帯電話と異なるトランシーバーの操作
目次
トランシーバーの操作
トランシーバーの操作に関する事項をまとめてみました。
電話とトランシーバーは違う。
トランシーバーは音声を伝える機器なので多くの職種で利用されていますが
電話とトランシーバーは異なる機器であることを理解しましょう。
トランシーバーは送信ボタンを押すだけで通信が可能になる便利機器です。
操作1
電源を入れます。電源スイッチとボリュームつまみが兼用になっている機種は適度な音量位置までつまみを回します。
操作2
チャンネルやユーザーコード等が他のトランシーバーと同じであることを確認します。
チャンネルが異なると通信ができません。
業務用のトランシーバーは詳細な設定が可能ですが購入時に販売店に設定をお願いしましょう。その後はキーロックで設定が変わらないようにします。
単信方式
多くのトランシーバーは単信方式です。電話と異なり通話を交互通信で行います。
操作は通信ボタンを押してしゃべるだけの簡単操作です。
通信が済んだら速やかに通信ボタンから指を離しましょう。
トランシーバーは相手からの通信を待つ待ち受け状態になります。お互いが送信ボタンを押したままでは通話が成立しません。通信の終わりに『どうぞ』と付け加えることで通信が終了したことを確認することができます。
(*一部の特定小電力無線や一部のIP無線では同時通話が可能です。)
一斉同報通信
トランシーバーは電話と異なり、複数のトランシーバーに対して一斉に同報通信をすることができます。通信圏内にいる全てのトランシーバーは通信を受けとることができます。
一般的な無線機では送信状態で赤いLED受信では緑のLEDが点灯・点滅します。
*写真は緑のLEDが点灯しているので2台が同時受信をしています。
通信距離
トランシーバーの通信距離は様々な条件で変化します。周囲の地形・トランシーバーを使用する高さ・屋内屋外・周波数・天候等です。
基本的な部分では送信出力が大きい程遠くと通信できる傾向にありますが一般で利用できるトランシーバーの出力には制限があります。
又、高い位置で発射された電波は低い位置で発射されたものより遠くに飛びます。
工場や防災センター等、恒常的に指示を出す部門がある場合には据置きタイプを利用し外部アンテナでアンテナの高さを上げれば安定した通信を行えます。
おおまかな通信距離は特定小電力無線では~200m。簡易無線では~5km。IP無線では全国となります。
通信距離に余裕をもったトランシーバーを選択するのがお勧めです。
まとめ
トランシーバーのことを記載しましたが購入に不安がある方は、弊社にご連絡ください。
使用環境や利用方法をヒアリングし最適な機器をご紹介いたします。
無料の通信テストも行っておりますのでお気軽にご相談ください。